札幌の碁盤の目状街並みを徹底解説|歴史や見どころ・地元で人気の楽しみ方も紹介

豊平館と池に映る美しい景観
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札幌の街を歩いていると、「なぜこんなに道がまっすぐで迷わないのだろう?」と感じたことはありませんか。

札幌ならではの碁盤の目の街並みは、観光や生活を便利にする反面、その仕組みや歴史について詳しく知られていないことも多いです。

本記事では、札幌が碁盤の目状に設計された背景や独特の住所体系、エリアごとの特徴や面白いエピソードまで、知っておくと街歩きがもっと楽しくなる情報をわかりやすく解説します。

札幌の碁盤の目について知ることで、あなたの札幌の体験がより深く、充実したものになるはずです。

さっそく、その魅力や実用的な知識を見ていきましょう。

札幌の碁盤の目状の街並みについて詳しく知りたい方への解説

札幌駅とJRタワーの外観と青空

札幌は、碁盤の目のように整然とした街並みが特徴的な都市です。

道幅の広い道路が直線的に交差し、規則正しい区画が市街地に広がっています。

市民や観光客にとっても道に迷いにくく、わかりやすい道順が人気の理由となっています。

札幌が碁盤の目状に設計された歴史的背景

札幌の碁盤の目は、明治時代に北海道開拓の拠点として都市が造られた際に計画されました。

1869年、北海道開拓使が札幌に設置され、アメリカの都市計画を参考にしてまっすぐな道路が整然と配置される設計が採用されました。

これは、都市防衛や交通、安全な生活空間創出を意識したもので、札幌の街の発展を支えています。

碁盤の目状の街並みが作られた理由

札幌の街が碁盤の目の形に作られた理由はいくつかあります。

  • 都市を効率よく発展させるため、土地の利用を最大限に活かすための設計だったこと
  • 洪水や災害の際、迅速に避難や復興活動ができること
  • 新天地での入植者が分かりやすく生活できるように、道順や区画を明確にしたこと

特に冬は雪が多い札幌では、直線的な道路は除雪や交通の面でも大きなメリットとなっています。

札幌中心部の碁盤の目エリアの範囲

札幌市中心部の碁盤の目状エリアは、おおよそ以下の範囲で形成されています。

北端 南端 東端 西端
北12条周辺 南13条附近 創成川 西11丁目

この範囲内には、札幌駅、大通公園、すすきのエリアなど、主要な観光・商業スポットが集まっています。

番号や方角による札幌独特の住所体系

札幌の住所表示は、他の都市とは少し異なり、碁盤の目状に設計された町並みを活かした独自のルールがあります。

「北3条西5丁目」などの表記は、基点となる大通公園や創成川からの距離や位置を示しています。

「北」「南」は大通を挟んで、「西」「東」は創成川を基準に、それぞれ何ブロック離れているかで区分されます。

この方式は、札幌に慣れると住所だけで地理がすぐわかる便利な特徴となっています。

札幌市内の移動が便利になる碁盤の目の活用法

札幌の碁盤の目は移動のしやすさにも大きく貢献しています。

  1. 目的地の目的条・丁目数を地図と照らし合わせて簡単にルートを決めることができる
  2. 東西南北の目印が明確なので、道に迷ってもすぐに方角を特定できる
  3. 公共交通機関のバス停や地下鉄駅も、碁盤の目に沿って整然と配置されているため分かりやすい

初めて訪れる人でも、番号や方角を意識すればすぐに目的地にたどり着けます。

札幌の碁盤の目と他都市の碁盤との違い

日本国内には、京都や奈良など古くから碁盤の目が存在する都市がありますが、札幌の場合はその規模や住所表記が現代的です。

例えば京都の「○条○坊」や、江戸の町割りと比べ、札幌の住所体系はより合理的で、数字と方角を組み合わせて表現します。

都市 碁盤の目の特徴 住所表記の特徴
札幌 大通と創成川を基準に広範囲で直線的 北・南・東・西+数字
京都 東西南北に分類、条や坊で呼称 ○条○坊などの表記

札幌独自のわかりやすい住所表記と、都市全体に及ぶ大規模な碁盤の目は、他都市と比べて大きな個性となっています。

札幌の碁盤の目を体感できる代表的なスポット

札幌市街地の高層ビル群と道路の俯瞰風景

札幌市の中心部は、碁盤の目状に整然と区画された街並みが特徴です。

この独特な街並みは、都市計画によってきれいな直線道路が作られており、歩くたびにその規則正しい形を感じ取ることができます。

ここでは、札幌の碁盤の目を実際に体感できる代表的なスポットをエリアごとに紹介します。

大通公園付近

大通公園周辺は、札幌の碁盤の目をもっともわかりやすく実感できる場所のひとつです。

大通公園自体が東西約1.5kmに渡ってまっすぐに伸びており、公園を挟んで南北両側に平行して道路が広がっています。

主要な交差点は全て直角で交わっていて、まっすぐな道と交差点が続くことで碁盤の目の雰囲気を体全体で味わうことができます。

  • 大通西4丁目交差点からの眺めは整った街並みを一望できます
  • 南1条通りや北1条通りとの交差点も碁盤の目を体感できるポイントです
  • イベント時には碁盤の目の区画ごとに賑わいが生まれます

創成川エリア

創成川エリアも、札幌の碁盤の目を象徴する場所です。

創成川は札幌市街の中心を南北に流れており、碁盤の目の道路が創成川を基準にして東西に整然と配列されています。

川沿いの遊歩道からは、両サイドに広がる碁盤の目の街路を両目で楽しむことができます。

スポット名 特徴
創成川公園 南北の直線道路と川が並行し、街の区画性を実感
創成橋 碁盤の目の交差点を複数見渡せるビューポイント

天気の良い日は歩道沿いからまっすぐに伸びる道路を見ながら、碁盤の目の仕組みを感じられます。

札幌駅周辺

札幌駅周辺は碁盤の目の北端に位置し、大通公園から札幌駅まで直線の道が続いています。

陸橋や歩行者デッキからは、道路が縦横に交わる様子を俯瞰的に見ることができ、都市計画のすばらしさが実感できます。

駅を中心にビル群の間を走る道もきちんと碁盤の目のパターンで設計されているため、道に迷いにくく、観光にも便利なエリアです。

すすきの周辺

すすきののエリアも碁盤の目の道路網がそのまま残されています。

飲食店や歓楽街が建ち並ぶこのエリアでも、交差点やブロックごとにきれいな四角形の区画になっています。

特に、南4条通りと南5条通りの間を歩くと、東西・南北の道が直線的に交差していることがよくわかります。

すすきのに多くの店舗が密集しているのは、碁盤の目の区画が店舗の配置を効率的にしているからとも言われています。

札幌の碁盤の目にまつわるおもしろエピソード

北海道庁旧本庁舎と赤レンガ通りの冬景色

札幌の街を初めて歩くと、その道の整然とした区画に驚く方も多いでしょう。

まるで碁盤のように道路がきれいに交差しており、地元の人からも「碁盤の目」と呼ばれ親しまれています。

この規則正しい配置には、さまざまなおもしろエピソードや歴史が詰まっています。

ここでは、札幌の碁盤の目に関する興味深い話題を紹介します。

京都との類似点や違い

札幌の都市設計は、京都とよく似ているとよく言われます。

どちらも碁盤の目状の区画で作られており、整然とした街並みが特徴です。

しかし、よく見てみると細かな違いも存在します。

項目 札幌 京都
設計された年代 明治時代 平安時代
街区のサイズ 100m四方が基本 長さ不定(東西約120m)
道の幅 広め やや狭い
住所表記 北◯条西◯丁目 通り名+町名

このように、歴史背景や道の幅、住所の呼び方などにそれぞれの街の個性が現れています。

島義勇による都市設計のエピソード

札幌の碁盤の目の生みの親は、開拓使判官・島義勇(しまよしたけ)です。

彼は明治時代、広大な北海道の地に新たな都市の設計を任されました。

災害や軍事面を考慮し、道幅を広くとったり、区画を正確に配置することで街の発展を見据えました。

島義勇は、アメリカの都市づくりにもヒントを得て、積雪時でも交通が滞らない工夫を加えたと言われています。

初めて見る人でも迷いにくいように、道をシンプルにしたのも特徴です。

彼が遺した設計思想が、現在の札幌の快適な都市空間に生きています。

碁盤の目ならではの地元の習慣や便利な豆知識

札幌ならではの「碁盤の目」は、地元の人の暮らしにも溶け込んでいます。

その特性を活かしたちょっとした習慣や知恵は、観光客にも役立ちます。

  • 地下鉄の駅名やバス停は、住所の「北◯条西◯丁目」とリンクしているため、目的地が把握しやすい
  • 住所や交差点の数字の増減を見ることで、東西南北の方角をすぐに判断できる
  • 「南北(条)」と「東西(丁目)」の数字の組み合わせで、すばやく目的の場所にたどり着ける
  • 雪が積もる冬場も、区画がはっきりしているため迷いにくい

このような特徴を知っていると、札幌の街歩きがもっと快適で楽しいものになります。

札幌の碁盤の目状都市計画がもたらしたメリット

札幌駅とJRタワーの外観と青空

札幌市は、都市全体が碁盤の目状に整然と区画されています。

この特徴的な街並みは、札幌の土地開発が初期から計画的に進められたことで実現しました。

市民の日常生活や観光、そして都市機能の管理面でも多くのメリットがあります。

続いて、その具体的なメリットについてご紹介します。

わかりやすい道順と移動の効率化

札幌の碁盤の目状の街路は、誰でも簡単に道順が把握できるのが大きな特色です。

南北や東西にまっすぐ伸びる道路が区画ごとに整理されているため、目的地までのルートが非常に明確です。

  • 通りの名称や住所表示が整っているため、地図を見なくても移動しやすい
  • 迷い道が少なく、初めて訪れる人でも安心して街を歩ける
  • 交通渋滞や混雑の緩和にもつながる

このように道順が整理されていることで、住民の通勤や通学、物流、観光客の移動効率といった面でも大きな利点があります。

防災や都市管理上のメリット

碁盤の目の都市設計は、防災や都市管理の観点からも有利です。

メリット 内容
避難ルートの確保 道路が計画的に整備されているため、災害時の避難経路が明確
迅速な車両移動 消防車や救急車がスムーズに現場へ到着
インフラ管理の容易さ 電気や水道管など、都市インフラの整備や修繕が効率的

これらの点から、札幌の碁盤の目状都市設計は安全で安心な暮らしを支えています。

観光や街歩きのしやすさ

札幌の碁盤の目は、街歩きや観光にも適しています。

名所や観光スポットが道沿いに点在しており、計画的に散策ルートを組みやすいのが魅力です。

住所表記も「北3西4」のようにブロックごとの座標で示され、慣れれば目的地をすぐに見つけることができます。

碁盤の目の利便性を活かして、季節ごとのイベントやグルメ巡りなど、さまざまな楽しみ方が広がっています。

札幌の碁盤の目について知識を深めた後に訪れたい場所・体験

札幌駅とJRタワーの外観と青空

札幌の「碁盤の目」について学んだあとは、実際に現地を訪れてその歴史や魅力を感じてみるのがおすすめです。

札幌独自の美しい街並みや碁盤の目ならではの景色、関連する施設での展示など、体験できるスポットが多数あります。

ここでは、札幌の碁盤の目を実感できる展望スポットや歴史的な資料館、マニア向けのユニークなツアーやイベントを紹介します。

碁盤の目を見下ろせる展望スポット

札幌の街並みを一望できるスポットに登ると、碁盤の目状に整備された道路やブロックの美しさを実感できます。

観光客にも人気の代表的な展望スポットは以下の通りです。

  • さっぽろテレビ塔:大通公園の東端に位置し、展望台から碁盤の目の街並みを眺められます。
  • JRタワー展望室T38:札幌駅直結でアクセスもよく、縦横に整列する市街地を高層から見下ろせます。
  • もいわ山展望台:自然に囲まれた高台から、夜景とともに街全体が碁盤の目状に広がる様子を見られます。

時間帯によって景色が変化するので、昼と夜どちらも訪れてみるのもおすすめです。

歴史資料館や関連するミュージアム

札幌の碁盤の目についての知識を深めたい方には、歴史資料館やミュージアムの訪問がぴったりです。

これらの施設では、碁盤の目の成り立ちや札幌市の開拓史、都市設計の背景が分かる貴重な資料や模型展示を通して、街がどのようにできてきたのかを学べます。

施設名 主な展示内容 アクセス
札幌市資料館 札幌の都市計画と碁盤の目の歴史展示 大通西13丁目、地下鉄西11丁目駅徒歩5分
北海道博物館 開拓と都市整備のあゆみ・模型展示 新さっぽろ駅からバス約15分
札幌市豊平館 開拓期の建築・生活文化 中島公園内、地下鉄中島公園駅徒歩5分

多くの施設で見学や体験プログラムが用意されており、家族連れや歴史好きの方にも楽しめます。

碁盤の目マニア向けツアーやイベント

碁盤の目の街並みをよりディープに楽しみたい方は、専門ガイドによるツアーや、そのテーマに関連したイベントの参加もおすすめです。

碁盤の目の成り立ちや都市計画の秘密など、ツアーやイベントでは普段聞けない話が満載です。

  1. 碁盤の目ウォーキングツアー:街を歩きながら、区画のつくりや歴史スポットを巡ります。
  2. まちなみフォトツアー:撮影ポイントを巡り、碁盤の目ならではの写真を撮影できます。
  3. 専門家による講演会:札幌の街づくりをテーマにしたトークイベントも不定期開催されています。

公式観光サイトや市内のインフォメーションで最新情報をチェックして、参加してみるのも素敵な体験になるでしょう。

札幌の碁盤の目状街並みを知ることで広がる新たな楽しみ方

札幌駅の時計と建物正面の外観

ここまで札幌の碁盤の目状の街並みについてご紹介してきましたが、実際にまち歩きを楽しむときにはその特徴を知っているかどうかで、体験できる楽しさも大きく異なります。

初めて訪れる場所でも方向感覚がつかみやすく、目的地まで迷う心配がぐっと少なくなるのは大きな魅力です。

また、同じ区画ごとに異なる雰囲気のカフェやショップ、観光スポットが点在しているので、自分のお気に入りのエリアを発見するのも楽しみのひとつです。

ちょっと足を延ばして歩いてみたり、「この通りはどこまで続いているんだろう」と冒険してみたりするのも、札幌ならではの旅の醍醐味と言えるでしょう。

碁盤の目という整った区画は、一見単調に思えるかもしれませんが、その中に広がる多彩な魅力こそが札幌ならではです。

ぜひ街歩きを通して、札幌の碁盤の目が生み出す意外な楽しみ方や発見を体感してください。

きっと、何度訪れても新しい顔を見せてくれるでしょう。

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