東京から北海道へ車で行く方法|フェリー情報・費用・おすすめドライブコースを徹底解説!

北海道庁旧本庁舎の修復工事と庭園の風景
交通

東京から北海道へ車で旅してみたいけれど、距離やアクセス方法、費用、準備に不安を感じていませんか。

長距離ドライブやフェリー移動、持ち物や現地のおすすめスポットなど、事前に知っておきたい情報がたくさんあります。

本記事では、東京から北海道へ車で行く際のルート選びからフェリー利用方法、旅行にかかる費用や必要な準備、おすすめドライブルートまで、初めての方にもわかりやすく徹底解説します。

自分らしい旅を実現したい方や、家族・グループで楽しみたい方にも参考になる情報満載です。

車で北海道まで行く魅力や気を付けるポイントを知り、充実したドライブ旅行の計画を立てましょう。

東京から北海道へ車で行く完全ガイド

北見駅前のモニュメントと街並み

東京から北海道へ車で旅行する際は、綿密なルート選びやフェリーの利用方法、費用や準備も気になるポイントです。

本州と北海道をつなぐルートは複数あり、それぞれ特徴があります。

北海道に到着後は、広大な大地を存分にドライブで満喫できます。

東京から北海道まで車で行く主なルート

東京から北海道へ車で向かう場合、主なルートは大きく2つに分けられます。

一つ目は東北自動車道を北上し、青森県の青森港や大間港からフェリーに乗る方法です。

二つ目は新潟や仙台、八戸など東北地方の各港から北海道行きフェリーを利用するルートです。

以下は主なルートの一例です。

  • 東京 → 東北自動車道 → 青森港 → フェリー(函館)
  • 東京 → 常磐自動車道 → 仙台港 → フェリー(苫小牧・室蘭など)
  • 東京 → 関越自動車道 → 新潟港 → フェリー(小樽・苫小牧など)

ご自身の旅のスタイルや目的地に合わせてルート選びをすると良いでしょう。

車で北海道に渡るときのフェリー利用方法

フェリーの利用は北海道へのアクセスにとても便利です。

主要なフェリー会社には、津軽海峡フェリーや青函フェリー、商船三井フェリー、新日本海フェリーなどがあります。

車と同乗者の予約が必要で、繁忙期は早めの予約が特におすすめです。

フェリーの選択肢は、出発地や到着地、所要時間、料金によって異なります。

出発港 到着港 所要時間 主なフェリー会社
青森港 函館港 約3時間40分 津軽海峡フェリー、青函フェリー
大間港 函館港 約1時間30分 津軽海峡フェリー
仙台港 苫小牧港 約15時間30分 太平洋フェリー
新潟港 小樽港 約18時間 新日本海フェリー

フェリーの発着時刻や空席状況は公式ウェブサイトで確認しましょう。

東京から北海道までの距離と所要時間の目安

東京から青森港までは東北自動車道を利用して約700km、車で9~10時間かかります。

青森港から函館港まではフェリーで約3時間40分程度です。

新潟港や仙台港を利用する場合は、それぞれ東京から約300~400km、3~5時間のドライブが必要です。

新潟港から小樽港までのフェリーは18時間、仙台港から苫小牧港までは約15時間半です。

最短でも丸1日かかるため、休憩や仮眠の計画も立てておくと安心です。

東京から北海道へ車で行く際の費用内訳

車での北海道への移動は、複数の費用がかかります。

以下は青森港経由・函館行きフェリー利用の場合の代表的な費用例です。

項目 費用目安(円)
高速道路料金(東京~青森) 約13,000〜15,000
ガソリン代 約8,000〜12,000
フェリー(車1台+大人1人) 約18,000〜28,000
飲食・休憩費 約2,000〜5,000
合計 約41,000〜60,000

フェリーや高速道路の料金は、時期や割引サービスによって変動することもあります。

東京から北海道へ車でドライブするための必要な準備

出発前の準備をしっかり行うことで、より快適なドライブ旅となります。

下記のチェックリストを参考にしてみてください。

  • 車の点検(オイル・タイヤ・ライト・バッテリー)
  • カーナビ・地図アプリのアップデート
  • ETCカード、現金、クレジットカードの準備
  • フェリーや宿泊の予約確認
  • 防寒着や雨具など、天候変化への備え
  • 休憩や仮眠の計画 
  • 充電器・モバイルバッテリー
  • 万が一のための応急用品、飲料水や軽食

安全運転を心掛けて、トラブルのない旅を楽しみましょう。

車で北海道に到着後のおすすめドライブエリア

北海道は広大な大地と美しい自然景観が魅力です。

車ならではの自由な移動で、定番から穴場スポットまで巡ることができます。

  • 函館エリア:夜景や五稜郭公園、朝市が人気です
  • ニセコ・小樽:自然豊かで温泉や新鮮な海の幸を楽しめます
  • 美瑛・富良野:四季折々の花畑や丘陵地帯を堪能できます
  • 知床:世界自然遺産の大自然をドライブで感じられます
  • 帯広・十勝平野:農場風景やグルメも充実しています

移動距離が長くなることが多いので、必ず休憩をはさみながら安全運転で巡りましょう。

東京発・北海道行きのフェリー乗り場と便の特徴

北海道庁旧本庁舎と赤レンガ通りの冬景色

東京から北海道へ車で行く場合、フェリーの利用はとても便利で人気があります。

時間を有効活用しながら、長距離運転の負担を減らすことができるのが特徴です。

主要なルートには「大洗港から苫小牧港」と「青森港から函館港」があります。

それぞれ乗り場や便の特徴、車両予約のポイントを紹介します。

大洗港から苫小牧港へのフェリー情報

東京から車でアクセスしやすいフェリー乗り場として、大洗港(茨城県)が挙げられます。

大洗港からは苫小牧港(北海道)に向かうフェリーが運航しており、所要時間は約18時間です。

使用される主なフェリー会社は「商船三井フェリー」で、夕方便と深夜便の2種類があります。

便名 出発時間 到着時間 所要時間
夕方便 19:45 翌日13:30 約17時間45分
深夜便 01:45 同日19:45 約18時間

車両を積み込める台数には限りがあり、時期によっては混雑するため、早めの予約が安心です。

青森港から函館港のフェリー利用

東京から東北自動車道を北上し、青森港まで車で行くと、そこから函館港までのフェリーに乗れます。

青森から函館へのフェリーは所要時間が約4時間と短く、何便も運航しています。

  • 1日に数便運航しているため、出発の選択肢が豊富です。
  • 青函フェリーや津軽海峡フェリーが代表的な会社です。
  • 観光やビジネス利用どちらにもおすすめできます。
  • 高速道路との組み合わせで柔軟な旅程が立てやすい点も魅力です。

車で北海道入りしたい場合、移動距離と時間、運賃を比較してルートを選びましょう。

フェリーの車両予約方法と注意点

フェリーに車を載せる場合は、事前の車両予約が必須となります。

各社の公式ウェブサイトや電話で予約可能ですが、特にGWや夏休みなどの繁忙期はすぐに埋まってしまいます。

次の点に注意して予約手続きを進めてください。

  • 車のナンバーや全長、高さなど正確な情報を入力すること
  • キャンセル料や変更規定をあらかじめ確認しておくこと
  • ペット連れや二輪車の取り扱いも会社ごとに異なるため要確認

さまざまな予約方法がありますが、多くの人は公式サイトからのインターネット予約を利用しています。

フェリー予約方法の一例を以下の表で紹介します。

予約方法 メリット 注意点
インターネット 24時間申込可・割引キャンペーンが多い 入力ミスに注意・決済手段の確認
電話 細かい相談ができる・即時に空き状況確認可 受付時間が限られている

スムーズな旅のために、余裕を持ったプランニングがおすすめです。

東京から北海道へ車で行く際のメリット

北海道庁旧本庁舎と赤レンガ通りの冬景色

東京から北海道への旅行を車で行うことには、さまざまな魅力があります。

長いドライブは移動そのものを楽しむことができ、自由度が高い旅を実現できます。

また、飛行機や新幹線にはない独特の体験ができる点も多くの人から支持されています。

自由な移動と観光のしやすさ

車での旅行最大のメリットは、自由なタイムスケジュールを組めることです。

好きな場所で好きなだけ休憩したり、途中で気になる観光地や名所に立ち寄ることができます。

公共交通機関の場合は時刻表や乗り換えが発生しますが、車の場合はその制約を受けません。

北海道内に到着した後も、自分の車があれば大自然の中をドライブしながら観光地を巡れるので効率的です。

  • 好きな時間に出発できる
  • 途中の寄り道が自由
  • 観光スポットを自分のペースで巡れる
  • ローカルグルメや隠れた名所にもアクセスしやすい

荷物制限の緩さ

車で移動すると、飛行機や新幹線のような厳しい荷物制限を気にする必要がありません。

大きなスーツケースやアウトドア用品、冬の装備など、旅行先で必要なものを自由に積み込めます。

特に北海道のような観光スポットが広範囲にわたる地域では、荷物が多くなりがちです。

移動手段 荷物制限 持ち運びのしやすさ
制限ほぼなし 荷室に自由に積載可能
飛行機 重量制限・手荷物制限あり 預け手続きや追加料金発生の可能性
新幹線 大型荷物に制限あり 混雑時に持ち運びが大変

ロードバイクやキャンプ用品、子供用の玩具なども気軽に持参できるため、幅広いアクティビティが楽しめます。

家族やグループ旅行に向いている理由

車での移動は、家族や友人同士のグループ旅行にも最適です。

車内で会話を楽しんだり、好きな音楽を流したりと、移動中の時間さえも思い出になるでしょう。

小さなお子さんやご年配の方がいる場合も、周囲に気兼ねすることなく快適に過ごせます。

グループで移動することで交通費の節約にもつながり、旅のコストパフォーマンスが高まります。

東京から北海道へ車で行く際のデメリット

札幌駅前とステラプレイスの街並み

東京から北海道へ車で移動する場合、さまざまなデメリットが存在します。

旅行のスタイルや好みにもよりますが、事前にデメリットを知っておくことで、より快適な旅を計画することができます。

移動時間の長さ

東京から北海道まで車で行く場合、距離が非常に長いため、移動時間がかなりかかります。

一般的には、青森まで高速道路で約8~10時間、その後フェリーでの移動が必要となります。

運転中の疲労や、休憩や仮眠を挟むことも考慮すると、1日以上かかることも珍しくありません。

  • 運転時間が長いため、体力と集中力が必要になる
  • まとまった休憩や仮眠場所の確保が重要
  • 予定通りに到着できない場合もある

交通費の負担

車での移動は単純なガソリン代だけでなく、高速道路料金やフェリー運賃など、さまざまな交通費が掛かります。

特にフェリーを利用する場合、車両サイズや人数によって料金が大きく変わる点に注意が必要です。

項目 費用目安(片道)
ガソリン代 約10,000円〜15,000円
高速道路料金 約12,000円〜15,000円
フェリー運賃(車+1名) 約20,000円〜30,000円

家族やグループ旅行の場合は割安になることもありますが、それでも合計でかなりの金額になる場合が多いです。

天候・季節ごとのリスク

東京から北海道までの車の旅では、天候や季節によるリスクも無視できません。

特に冬場は雪や凍結による路面状況の悪化があり、スリップ事故や立ち往生の危険性が高まります。

また、フェリーが悪天候のため欠航となることも少なくありません。

春や夏でも大雨や台風などでスケジュールが大きく乱れるケースもあるので、常に最新の天気情報や道路情報を確認する必要があります。

東京から北海道まで車で行く時のおすすめ持ち物

北見駅前のモニュメントと街並み

東京から北海道まで車で移動する際には、長距離移動やフェリーの利用など、普段のドライブとは違った準備が求められます。

ここでは、快適で安全な旅に必要な持ち物についてポイントを押さえてご紹介します。

車中泊・仮眠用のグッズ

東京から北海道まで車で向かう場合、移動距離が非常に長くなるため、途中で車中泊や仮眠をとることも考えておきたいところです。

より快適な車中泊にするために、以下のグッズを用意しておきましょう。

  • 寝袋やブランケット
  • 車用サンシェード(目隠し用カーテン)
  • ネックピローやエアクッション
  • 携帯LEDランタンや小型ライト
  • 耳栓やアイマスク
  • ポータブル電源、モバイルバッテリー
  • 清涼シートやウェットティッシュ

旅の途中でしっかり休憩・仮眠ができるよう、快適に過ごせるアイテムを積極的に使いましょう。

長距離運転のための装備

長時間の運転を安全かつ快適に乗り切るためには、事前の装備チェックが重要です。

特に、東京から北海道への車の移動となると交通量や道路環境、気候変化にも柔軟に対応できる準備が必要です。

アイテム 役割・ポイント
ドライブレコーダー 万が一の事故やトラブル時に備える
スマホホルダーと充電器 ナビゲーションや緊急連絡時に便利
エアーコンプレッサー タイヤの空気圧調整やパンク時に活躍
スノーブラシ・解氷スプレー 北海道や寒冷地での雪・氷対策に必要
非常用三角停止板・発煙筒 緊急時の安全確保に重要

運転前には車の点検とともに、これらのアイテムが揃っているかしっかり確認しましょう。

フェリー乗船時に必要な書類

東京から北海道へ車を運ぶ場合、多くの方がフェリーを利用します。

フェリーでスムーズに手続きができるよう、必要な書類を事前に準備しておくことが大切です。

  1. 運転免許証
  2. 車検証(自動車検査証)
  3. フェリー乗船予約確認書(印刷もしくはスマホ画面)
  4. 本人確認書類(必要な場合あり)
  5. クレジットカードや現金(支払い用)

上記の書類は、乗船手続きやトラブル発生時に必要となるので、出発前に忘れずに準備しましょう。

車を使った北海道内の旅行プラン例

北海道庁旧本庁舎の正面外観と庭園

北海道は広大な大地と美しい自然が魅力で、車で巡ることで効率よく観光スポットをまわることができます。

四季折々の風景やグルメ、歴史的な名所など、東京から北海道へ車で訪れた方にもおすすめしたい旅のコースを紹介します。

各エリアごとにおすすめのドライブルートを選んだので、目的や好みにあわせて参考にしてみてください。

道南エリアのおすすめコース

道南エリアは、歴史や自然、グルメが豊富に揃ったエリアです。

函館市を拠点にして周辺を巡るコースが人気です。

  • 函館朝市で新鮮な海産物を堪能
  • 五稜郭公園で歴史探訪と散策
  • 大沼公園での自然散策やアクティビティ体験
  • 松前城で桜の名所を楽しむ(春季限定)
  • 湯の川温泉でゆったりと旅の疲れを癒す

一日で効率よく回る場合、主要スポット間は車で30分〜1時間程度の移動です。

積雪や天候による道路状況にも注意しましょう。

道央・札幌周辺ドライブルート

道央エリアは札幌市を中心に、小樽や支笏湖、富良野・美瑛など多彩な観光地が点在しています。

札幌市内から日帰りや一泊で楽しめるコースが多いです。

目的地 所要時間(札幌発) 見どころ
小樽 約1時間 運河・石造りの街並み・寿司
支笏湖 約1時間 透明度抜群の湖・温泉
富良野・美瑛 約2時間 ラベンダー畑・美しいパッチワークの丘

札幌市内にも観光名所やグルメスポットが集まっており、そこから車で郊外に足を延ばすのもおすすめです。

料金所や高速道路の利用も考慮して計画を立てましょう。

道東・大自然体験コース

道東エリアは世界遺産や広大な原生林、湿原など手つかずの大自然が堪能できる場所です。

特に下記のようなスポットを巡ると、北海道らしさを満喫できます。

東京から車で訪問される場合は、道東の広大さを考慮して余裕あるスケジュールを組みましょう。

  1. 釧路湿原国立公園:見渡す限りの湿原景色と野鳥観察
  2. 知床半島:クルーズで野生動物や断崖絶壁を間近に体験
  3. 阿寒湖・摩周湖:神秘的な湖とアイヌ文化を体験
  4. 屈斜路湖周辺の温泉地巡り
  5. 網走監獄博物館で歴史観光

走行距離が長く、ガソリンスタンドや休憩所が少ない区間もあるため、事前にルートや給油計画をしっかり確認しましょう。

東京から北海道へ車で行く魅力と実際の体験談

札幌時計台と緑に囲まれた外観

東京から北海道へ車で向かう旅は、ただの移動手段以上の豊かな体験をもたらしてくれます。

道中には関東や東北の景色の移り変わりが楽しめ、サービスエリアで各地の名産グルメを味わうこともできます。

フェリーで本州から北海道へ渡る瞬間は、車とともに旅してきたからこそ味わえる特別感があります。

運転しながら家族や友人と会話したり、好きな音楽を楽しむ時間も、車ならではの思い出となるでしょう。

実際の体験談でも、「自分のペースで自由に旅ができる」「荷物がたくさん積めて快適」「途中の温泉地に寄り道できて楽しかった」といった声が多く聞かれます。

また、目的地が北海道だからこそ、到着後もマイカーで大自然を満喫できるのも大きなメリットです。

運転には体力が必要ですが、事前の計画や無理のないスケジュールで安全に旅をすれば、東京から北海道までの道のりが一生の思い出になることでしょう。

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